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第十回 小唄 ときわ会 [落語・寄席・噺家]

2006年2月末に尾張国の住人になってからも観光客気分のまま様々な場所へ出掛けたけれど能楽堂は初めて訪れます。
都内に住んでいた時も歌舞伎座でヒョイと一幕覗くなぞということはあっても能は未見。
(新宿御苑の薪能なんか毎年気にはなっていたんですが…)

その縁のない場所へ来たのは応援している噺家春風亭柳朝師匠が弟弟子の一之輔サンとともに舞台へ上がられると聞いたから。
しかも落語だけでなく小唄も披露なさるとは首都にいてもお目に掛かれない機会でしょう。
贈花
贈花 posted by (C)スゥ。
ロビーの蘭にはスゥ。ですら知っている名前が
落語会とは雰囲気が違います
でも会場の中には緊張感もなく楽しげな空気が漂っていました。
詳しくは判りませんが要は温習会のようで普段のお稽古の成果を発表する晴れの舞台というわけ。
この日のために新しい着物を仕立てた方なんかもいらっしゃるんだろうなーと思えば微笑ましい。
粋で乙な世界も伺うだけなら敷居は高くないようです。


券を買った時に同封されてきた分厚い番組表には沢山の曲名が書かれているけれど小唄というくらいで一曲は短い。
三味線を伴奏に一節二節唄うと礼をして舞台から下がってゆきます。
歌詞も中々聞き取れないのに曲の調子が心地好いのが不思議。
普段TVのスピーカーから聞こえてくる張られた音声と違い喋るのに近い声。
元々舞台ですらなくお座敷で唄うものだから三味線も爪弾かれる形。
世界に出て行っている津軽三味線は掻き鳴らす奏法で情念を訴えるけれど同じ楽器とも思われない軽い感じ。

気持ち好すぎて眠っちゃったらどうしようとの思いも杞憂に終わり手元の頁は捲られていよいよ柳朝師匠と三人措いて一之輔サンの出番です。
春風亭の亭号に因んだのか小唄の題は師匠が<春風>一之輔サンは助六から<春がすみ>

そして小唄の具合はというと…
素人なので唄の良し悪しは判りません。判りませんがお二人ともいつになくアガッらしたことは素人目にも判りました(笑)
左⇒春風亭一之輔サン 右⇒春風亭柳朝師
左⇒春風亭一之輔サン 右⇒春風亭柳朝師 posted by (C)スゥ。
落語の披露まで間があるのを番組表で確かめて楽屋の師匠方を呼び出して貰いロビーでお話しました。一朝師匠の贈られた花の前でハイ、チーズ
てっきり師匠方が習っている小唄の会なのだとばかり思っていたら本来高座を掛けるだけのはずが小唄も唄うことになったのだと聞いて吃驚。
録音した素材を受けとって音合わせを一度しただけでお稽古らしいお稽古はなすってないとのこと。
一之輔サンは「失礼な話なんですけどねー」と恐縮しきりでしたが逆に大したものだと驚きました。
三遍稽古どころじゃない。それで唄えちゃうんだからサスガ普段の仕事がモノを云ったんでしょう。

そして普段の仕事=落語は一之輔サンが<やかん>
根問い物で愚者呼ばわりされる長屋の衆の少しホワッとした感じと知ったかぶりの学者先生が講談調になる云い立てのリズミカルで小気味いい口調の対比が素晴らしい。

柳朝師匠は季節に合わせた<尻餅>
お客さんの受けも好く明るい師匠の任に合っている根多。何度も聞いているけれど今日は初めての箇所で笑ってしまう…というのも噺の中に少しだけ唄う部分があるのだけどツイさっき丁寧に唄った舞台より上手くてイイ声なんですもの。
小唄もその調子で唄えば好かったのに
勝手が違うんでしょうね、袖から座布団に辿り着くまで能舞台の長い廊下を持て余すように歩いていらしたのも印象的でした。
さぞや高座が遠かったんでしょうね。
名古屋能楽堂
名古屋能楽堂 posted by (C)スゥ。
師匠、一之輔サン、慣れない舞台お疲れ様でした~。


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